ピル使用について
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Q&A
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A.低用量ピルは、基本的に「月経開始から5日目まで」から飲み始めます。1日1錠を毎日欠かさず続けなくてはなりません。もし飲み忘れがあって48時間以上が経ってしまったら、その月の服用は止め、次の月経から新しいシート(1ヶ月分)で飲み始める必要があります。また、服用が止まっている期間の避妊効果はないものと考えてください。
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A.ピルの服用中に妊娠する確率は0.1%といわれていますが、飲み忘れがあるとその妊娠率は5%まで上がります。
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A.ピルに含まれている女性ホルモンが卵巣を冬眠状態にさせ、排卵を抑えます。排卵が止まれば妊娠はしません。子宮内膜を変化させて、万が一排卵して受精したとしても受精卵を付着しにくく、子宮頸管の粘液を変化させて精子を子宮に入りにくくします。
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A.ピルは薬ですので、副作用が全くないというわけではありません。飲み始めの時期には吐き気や頭痛、だるさ、むくみなどのつわりによく似た症状がよく見られます。ほとんどが軽いもので、早くて2~3日、長くても1ヶ月程度で気にならなくなります。太ったりニキビができたり、ということはほとんどありません。
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A.初経を迎えた10代なら誰でも服用できます。しかし、以下に該当する人は服用できません。
- 乳がん、子宮頚がん、子宮体がんにかかっている人
- 原因不明の性器出血がある人
- 血栓症を起したことのある人
- 35歳以上で1日15本以上タバコを吸う人
- 前兆をともなう片頭痛のある人
- 血液が固まりやすい体質の人
- 4週間以内に手術を予定している人や術後2週間以内の人
- 産後4週間以内の人
- 重篤な肝障害や肝腫瘍がある人
- 高血圧の人
- 妊娠中または授乳中の人
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A.ピルによって月経が止まることはありません。ピルは排卵を止める薬ですが、人工的にホルモンのバランスを整える薬ですので、むしろ月経はきちんとした周期で来ます。
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A.排卵を止めても身体に害になることはありません。妊娠中や授乳中の女性は排卵をしていませんが、身体に何の害もありませんよね。むしろ、排卵のたびに卵巣が傷つくのを避けているため、卵巣をお休みさせられるのです。
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A.薬にもよりますが、併用によってピルの効果を下げてしまうことがあります。多くは一緒に飲んでも問題ありませんが、まずは医師に相談してみてください。
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A.それは大きな間違いです。ピルの服用が原因で乳がんなどになることはありません。
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A.ピルによって不妊症になることはなく、むしろホルモンのバランスを整えるので不妊の原因になる「子宮内膜症」や「骨盤内感染」を防げます。排卵を止めて卵巣を休ませるという効果もあり、実際に不妊症の治療に使われています。
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A.問診と血圧測定、体重測定のみで処方ができます。希望があれば、子宮がん検診や乳がん検診、クラミジアなどの検査も行われます。
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A.ピルは医師の処方箋によって処方されます。薬局などで手に入れることはできません。産婦人科で相談しましょう。
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A.保険はきかず、自費となります。病院によって異なりますが、1ヶ月分の1シート2,500~3,000円が一般的です。その他に初診料、指導料、検査料などがかかります。